カナダ留学からの帰りの飛行機で鑑賞
カナダでも日本でもまだ映画館で上映してるのに飛行機で観れたことにまず感動
正直、自分にはとてもとても響いた
違うエスニシティ、価値観を持つ彼らが、行動を共にし、最終的には良きパートナーになっていく様が丁寧に丁寧に描かれていた
最初はトニー目線で描かれていたのが、ドックとの出会いをきっかけに徐々にドック目線で描かれるようにもなって、ドックがトニーにどれだけ大きな影響を与えているかを暗に指し示しているような気もした
民族差別を何度も経験したドックの言葉はかなり重かった。説得力どうこうもあるけど、彼が受けた心の痛み、非合理な社会的制裁は他の誰の言葉を借りたって語ることはできない
それはきっと、経験したその人でしか語れないから
だからこそ民族差別は被差別者を精神的に孤立させてしまうし、別の人種の、周りの人間がその人にどう向き合っていくかっねすごい大切な問題
時折見せるドッグの切なげな表情が私には相当こたえたんだけど、彼の、自分の人生や成し遂げたことに誇りを持つ姿勢に胸を打たれた
私がこんなに胸打たれたのは多分、カナダでアジア人差別を経験をしたから
日本にいたら経験出来なかったことだから、視野を広げるいい経験になったと捉えているけど、差別が与える心的ダメージは
大なり小なりある
自分たちが、それは間違いだと、本当の意味で気付いたときが行動を起こすときなのかもしれない
自分に何ができるのかよく向き合っていきたい
