JUN

グリーンブックのJUNのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
すごく良い。アカデミー賞作品でこれほど満足したのは久しぶりかも。もちろん社会へのメッセージ性も多く含んでいるが、それを無理に押し付けない万人受けする作品。
天才ピアニストでありながら黒人であることが理由で孤独なドクターシャーリー。南部ツアーに運転手兼ボディガードとして雇ったのがトニー・リップだ。
笑い、感動、怒り、多彩な感情を引き出される本作は、二人の息のあった(?)車内での会話が見どころ。ドライビングMissデイジーとは似て非なるもの。黒人差別がテーマではあるが重くなく、旅路を急ぐストーリーからテンポ良く話が進み全く飽きない。
型破りで強面のトニーがツボで、家族思いで人を外見で判断しないギャップにはまった。
ラスト、トニーの奥さんがシャーリーに言う言葉がオチとして素晴らしい。
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