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ザ・ハント ナチスに狙われた男のnickのレビュー・感想・評価

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2021/02/13
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ハラハラさせられて、とっても見応えのある映画でした。
“ホテル” でのナイフのシーンの長さに身悶えが止まらない。

さて、原題の直訳が「12人目の男」であるこの映画の邦題の問題。 “ナチスに狙われた男” だと男とナチスとの関係は映画と違って例えば「総統が欲しがりそうな美術品を多数持っていたのでナチスに狙われた」とか「多数のユダヤ人の逃亡を手助けした中立国の組織のトップ」のように「狙われた側は魔の手が迫るまでは狙われていることを知らない」というニュアンスが強く感じられます。 そんなことは一切ないですよね? そして「ハント」しているのはナチス側です。 主題と副題が何だか支離滅裂で日本語のニュアンスがおかしい」という問題が発生するのは 10倍速ぐらいでザザっと観てササっと邦題をつけるシステムか何かなのかと.....??

第二次世界大戦でドイツ軍が絡む映画だと〈偽りの忠誠 ナチスが愛した女〉とか〈スターリングラード大進撃 ヒトラーの蒼き野望〉とか〈ヒトラーの忘れもの〉とか〈ロッテルダム・ブリッツ ナチス電撃空爆作戦〉とか..... 作品の内容と違うイメージしか湧かない邦題をつけるのが流行っているのかしら。 どうしても「ナチス」とか「ヒトラー」って単語をねじ込みたいのか、このキラーワードをゴリ押しすると配給収入が 10倍になるとかあるのか!?

告白: クリスマスイラスト的な情報に塗り固められた知識しかなかったのでトナカイは茶色い生き物だとばっかり思ってました。
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