のんchan

いろとりどりの親子ののんchanのレビュー・感想・評価

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)
4.2
このドキュメンタリーは"世の中の10代の必須鑑賞フィルム"として定めて欲しい‼️と強く感じた。
そうしたら世の中が今より必ず改革されると思う。

題名の通り、様々な困難を抱えている6組の親子を追っている。

LGBT、ダウン症、自閉症、低身長(2組)、そして16歳で犯罪者になった息子とその両親。

世の中は"普通"(この定義が難しい)と、普通ではないことがある。後者の場合には極端に色眼鏡で見てしまう傾向が強い気がする。

低身長で車椅子に乗っている賢くて明るい男性が言う。
一般的には『身体が不自由なら精神も不自由だ』と決めつけられると...当事者たちの中身を何も知らないのに...
後半では、その男性と同じく低身長の女性の夫婦に目出たく娘が誕生する感動シーンもあった✨

様々な困難に立ち向かって現在を生き抜いている、その表情には穏やかで湧き上がる喜びの表情が見られ、胸に迫るものがあった。


ただ、身体における障害の場合でなく、ある日突然、未成年の子供が殺人者(精神鑑定でも異常を認められない)になり、その家族となってしまう場合もあり得る。
一生、罪を犯した息子の為に、親も兄妹も『贖罪』の日々を過ごす事になる。家庭に問題があるようには思えない、至って普通の家庭だった。

私たちだっていつ、何が起きるやもしれない。そんな時に決して悲観だけするのでなく、とにかく前に向き根気強く生き続ける事を学べる。

素晴らしいドキュメンタリーでした🌟
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