いろとりどりの親子の作品情報・感想・評価

いろとりどりの親子2018年製作の映画)

Far from the Tree

上映日:2018年11月17日

製作国:

上映時間:93分

あらすじ

「いろとりどりの親子」に投稿された感想・評価

R

Rの感想・評価

4.0
それぞれの人生における満足度を「幸せ」という言葉1つで表現するにしても、当然「幸せ」という言葉自体が数え切れない程莫大な量な意味を持つ。
よって、自分にとっての「幸せ」は他の誰にも定義付けられるものでなければ、他人の「幸せ」を客観的に私達が決め付けることも出来ない。
この映画を観て感動することも、劇中に登場する「人種的・社会的マイノリティー」とも呼ばれる人々の強く生きる姿に胸を打たれることも容易なことである、しかし今で自分が思い描いていた様な「幸せ」の概念について今一度考え直すよう強く訴えられたような気持ちになる。
あお

あおの感想・評価

4.3

ダウン症、自閉症、小人症、罪の犯した子供。ジェンダー。
私たちの社会では、この映画に語られる方々以外にも多くの違いが存在している。
セクシャリティ、ジェンダー、肌の色、宗教、生まれ。目に見えてはっきりわかるような違い。語らなければわからないような違い。多様性。

彼らは「普通」ではない人と言われる。それならば、逆に私たちは「普通」なのか。
日本社会では、アメリカ社会と比べ、多くの普通を強要されるような社会になっているように感じる。「普通」からはみ出たものははみ出たもの同士で共存し合うべきだと隔てられる。

そんな世の中で生きている私たちすべての人に見てほしい作品。

私たちは1つではない。1つでないからこそ争いが起こるのだ。まずは知って欲しい。
s

sの感想・評価

4.4
あんまりよい映画でどうしてしまおうかと思った
やっぱり映画館っていいよなあ
mari

mariの感想・評価

4.0
映画を観るのが好きなのは
知らないことを教えてくれるから、
世界を広げてくれるから、
だと改めて思った。
それは知りたいと思っていたこと。

幸せのかたちはいろいろ。
多くの人に観てほしい映画だなと思いました。

最近考えていることも、ふと。
attachment の日本語訳が
"愛着、愛情" となることが多いけれど、
"強い結びつき"とか、
"守る(守られる)こと"とか、
何か違う日本語があるのかなと思ったり。
2018/12/1 武蔵野館
そのままでいい
そのままがいい
受けとめる
諦めない
幸せの形はいろいろ
Far From The Tree よりステキな邦題
1900

1900の感想・評価

4.2
様々な親子の形。
人とは違いがあるこどもの姿。

劇中に登場する違いは、障害が主となっているが、多様性に溢れる世の中にあって違いはどの家庭にもあり汎用性のある話だ。
「多様性は素晴らしい」というのが社会の流れであり、風土にしなければならないという雰囲気が漂っている。ただ本当に受け入れる気があるのかと問われれば疑問が残り、多様性に対する受け皿は社会的に全く足りていないように感じる。
そして多様性は苦しい。受け皿が小さいと述べたがいくら間口を広げたところでそれには収まりきらないからこそ多様であり、予想の範疇は超えてしまうことが多くある。そんな時に我々は対応できるか。答えは間違いなくノーだ。全てに対応できてしまう人生なんてイージーすぎる。

社会の大きさは違えど、人間は生きていれば多様性に遭遇し困惑する。それがいい方向に進む場合もあるがトラブルを生んでしまうことも経験あるだろう。
映画ではそれが障害をもったこどもだった。彼らは不幸にも障害を持って生まれてきてしまったが、映画では障害ありきの不幸話ではなく本人や家族の人間観に迫ろうとしている。

多様性と共に人生を受容することこそ、人間にとっての幸せなのではないか。多様性と生きる社会という綺麗事ではなく、多様性と生きることは苦しいがそれが人生であり人間の性と考えるほうがよっぽど楽で実りあるものになると考える。
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.8
10年の歳月をかけて、300におよぶ親子を取材した、作家アンドリュー・ソロモン。親や周りとは〝違う〟性質を持つた子どもを持つ親子たちのインタビューをまとめた書籍を元に描かれたドキュメンタリー作。6組の人たちを追った物語は、それぞれ異なる人生を歩んでおり、それぞれがそれぞれらしく生きており、自分と〝異なる〟から、〝普通〟じゃないからと蔑んだり、不幸だと勝手に評価する理由にはならない事を改めて提示した作品でもある。LGBTやダウン症、低身長症や自閉症、そして殺人者。問題提示、社会情勢も交えていながら、人の生きる苦悩や難しさ、生きにくさを映しながらも、素晴らしさ、力強さを素敵に感じられる物語で、決して障害や症状、病気に左右されないことを映していて良い。当事者だけでなく、その家族や友人にもそれぞれの思いが映されているのも印象的。タイトル通りの〝色とりどりの親子〟が、もれなく素敵に感じられます。素敵なお話でもあるが、誰もが〝人とは〟と考えなければならない内容も含まれる。
masaki

masakiの感想・評価

4.5
「障害」について学校、TV、映画を通して一通りの理解をしていたと思ってたけど、何も分かっていなかったんだなと実感した。
改めて考えさせられ、より多くの人に見てもらいたいドキュメンタリー映画。
自閉症の子と低身長夫婦に何度も泣かされました。
つぐみ

つぐみの感想・評価

3.8
家族がテーマってフィクションならまだしもドキュメンタリーだとかなり訴求できるパイが限定的なので、どれだけ良質なものでもなかなか話題にはならない難しさがあるとは思うけど、決してなくなることはないジャンル。
描かれる家族ごとのカラーがかなりバラバラでどれも同質じゃないことが却って印象に残る、いい作品だと思う。
中でも原作者は過去に葛藤を抱えてたものの今の生活は目が眩むくらい輝かしくて他と全然テンション違いますやん!ってなったけど、それも多様性の一つなのでしよう。「愛と受容は違う」なるほどな〜

低身長症の夫婦のチャプターが良かった。親が前向きで明るいってやっぱりいい。暗い人もネガティブな人もそれはそれで当然個性だけど、親の立場として私は明るく元気でいたいな〜と実感した。
早めのクリスマスプレゼントってエコー写真を見せるのはうるうるしたな〜
様々な親子の姿を追ったドキュメンタリー映画。よくドキュメンタリーは映画じゃなくてもいいんじゃない?(大きなスクリーンでなくてもという意味)という人がいるけれど、本当にいいものは、そんな言葉を凌駕する。
ここで描かれている家族は悩み、喜び、愛し、慈しむ。どこにでもいる普通の親子と何ら変わらない。たまたま息子がゲイであったり、ダウン症であったり…
心にじーんとくるシーンも多々あったが、中でもゲイの息子の結婚式に父親が送った言葉が印象的だった。
多様性が問われる時代に、この映画が問いかけたいことは大きいと思う。幸せの形が様々であるように、家族の形も様々なのだ。
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