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一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-のtetsuのレビュー・感想・評価

3.6
DVDレンタルにて鑑賞。

冴えない漫画家・シラハタとニートの友人・クラタ。
若者グループに襲われた彼らを救ったのは、アメリカ帰りの武闘家・一文字ユウタだった!
創作のネタとして彼に同行する二人だったが、そこに過去の因縁を抱える強敵が現れて……。

2018年のPFFで観客賞を獲得した作品。
当時、地元・神戸で行われた上映会に参加し損なったため、念願の鑑賞となったが面白かった。

期待値を上回るほどの感動や脚本の驚きはなかったけれど、なによりもアクションが良い!

1人対集団のバトルシーンや、足に炎を纏ったアクションシーン(スタントなし!)など、学生映画だとは思えないほどの熱量を感じた。

同じく学生映画からメジャー作品へとのし上がった阪元裕吾さん(『ベイビーわるきゅーれ』)のように、中元雄さんには今後の日本を代表するアクション映画監督になってほしいと、切に願いたくなる作品だった。

ちなみに、自分が鑑賞したソフト版は監督によるディレクターズ・カット版だったとのこと。

金曜ロードショー風の演出(OP・アイキャッチ・EDなど)や作品全体にVHSのようなノイズ、さらにはCMパロディといった演出があり、それらのない映画祭バージョンを先に見ていると、感じ方が変わったのだろうなと思った。

参考
【上映作品】PFFアワード2018|2018年:第40回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)公式サイト
https://pff.jp/40th/lineup/
(改めて見ると、この年のラインナップかなりアツイ)
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