てぃだ

アンソニー・ホプキンスのリア王のてぃだのレビュー・感想・評価

2.9
アンソニー・ホプキンスのリア充
違うリア王

シェイクスピアの4大悲劇の
一本と言われてるけど
「ハムレット」や「マクベス」はよく
映像化聞くけど
「オセロ」と「リア王」に関しては
そういえばあまり映像化を
見かけない気がする。
長さ的に映像化しにくいんだろうか。
「リア王」については黒澤明が翻案したという
「乱」を見たことあるぐらい。

にしても濃いぃ家族である。
父がアンソニー・ホプキンス
長女がエマ・トンプソン
次女がエミリー・ワトソン
三女がフローレンス・ピュー

こんなメンツが家族なら
シェイクスピアの世界じゃなくても
何か起きない方が
不思議ではないかと思うぐらい
この4人が1画面に集う冒頭は案の定
めちゃくちゃ面白い。

話が進むにつれて
劇ではお馴染みなんだろうが
何だか大袈裟な
言い回しばかりが目立ってくるし
スマホはないにしても
車やシェーバーや銃や
軍隊が存在する架空のイングランドを
舞台にしたリア王の骨肉の争いは
だんだん空回りだけしているような感じに。
(架空の世界にした意味もちょっとよく
分からない)


上映時間も2時間と
決して短くないんだけど
おそらくエピソードを刈りつめたせいか
本を何巻かすっ飛ばして
いきなり最終話を見せられてるかのような
歪さを感じる。
まぁTV映画だから仕方ないのか。
しかしTV映画にこんな豪華なメンツ
集めといて
もう少し期待しちゃうよどうしても

俺たち若者も生きるんだろうか
あれぐらい長く。
てぃだ

てぃだ