アンドリュー・スコットがエドガーを演じていると聞き、早速鑑賞。
実はわたくし、シェイクスピア物初体験…アンスコ追いかけてかれこれ数ヶ月ですが、彼を追いかけるとどうしてもハムレットとかもあったりと…避けては通れない。
いやー、予想以上に唐突で面白かったんですが、これはすごい話ですね。アンソニー・ホプキンス演じる老齢のリア王は、ほんと老害としか言えない様な有様で…
それとは関係なく、王家に使えるグロスター卿と愛人の息子が父が持てる権力以上を乗っ取る策略で義理の兄エドガーを陥れるのだが…
いとも簡単…
色々絡み合ってはいるものの、時代劇を古いまま、装丁だけを現代に変えているので、どうしたって色々無理が生じ…
原作通りなんだろうなと思えば、まぁ、そう言う話なんだね…と見れないわけではない。
アンドリュー演じるエドガーが、なんであんな女性もののスリップ一枚で登場するのかはさっぱり合点が行かずでしたが、わたしはアンドリューが見れたので大満足です。綺麗なアンドリューは最初の数分で終了したが…
非業な王の末娘め演じるフローレンス・ピューちゃんは、ちょっと物足りなさを感じてしまいましたが、彼女の2人の姉を演じるのがエマ・トンプソンやエミリー・ワトソンなので、結構濃厚な仕上がりです。
エドガーが、盲目になって絶望する父と再会する場面は、アンドリューの演技が悲しくて切なくて、泣けました。
シェイクスピア四大悲劇のひとつとして、確かに悲惨な最後でした…
初シェイクスピアは、思ったより退屈もせず、なかなか面白い内容でした。
次はハムレット行きたいんだけど…なんたって字幕なしなので…慎重に挑む予定。