最近、Netflixが熱いなー。
西部開拓時代の非情な世界を6話のオムニバスで描くコーエン兄弟最新作で、冒頭いきなり第四の壁を破ってくるケレン味たっぷりの表題作でパンチをかましておいて、各話で描かれる「人間の業」みたいなものにグイグイ惹きつけられた。
全体にわたって映像がすごく綺麗なのも印象的で、特に第4話で息を飲むような自然の美しさの中に強欲な人間が土足で踏み込んでくる感じが寓話的で上手かった。
舞台の口上以外にセリフが一切ないある種サイレント風の第3話のオチにはゾっとしたね。
登場人物達のどこか抜けててのんびりしてる感じと、戦闘シーンのものすごい迫力とを対比させる緊張感が「ノーカントリー」を思い出させて素晴らしかった。