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幻影師アイゼンハイムのRilyのレビュー・感想・評価

幻影師アイゼンハイム(2006年製作の映画)
3.5
「どちらの手の中に、球があるのか当てましょう…」

…9年ぶりぐらいに観たんですが、なんでか、またダマされちゃいましたねぇ…。どんでん返し系でオチあるの知ってたんですが、内容をあまり覚えてなくて…。ラストは、ん〜、そりゃあ、右の口角だけ上がりますよ…。

「球をしっかり握り、その手だけを額に押し当てて、球に意識を集中させるのです…」

…終始、セピア色のトーンで進む本作。この色、ホント眠くなってくるんですよねぇ。中だるみもしちゃうんですよねぇ。
エドワード・ノートンのモッサリな髭がやけに違和感あり気だが、しっくりもきてしまう不思議な魅力。当時ミニシアター系だったと思うんですが、口コミで広がったはずなんですよね。私も、ノートン大好きだったのでレンタル開始直後に観ました。

「では、両手を前に…」

…当時、ノーラン監督のプレステージと比較されてましたが、私的には別物。そして、どちらも好きです。

「こちらの手ですね?」

…目がギョロっとした警部役の男がわりとキーマン。彼もまた、いろいろ翻弄されます。

「なぜわかったかって?額の位置まで手を上げると、血が下がるので、もう一方の手よりも、手が白くなるからです…」

“幻影師”

…これ以上はネタバレになりそうなので言えません…。
…ただし、期待値はあげない方がいいです…。
…何事も フラットな心と 状態で…。

(物事に対する疑心が下がってるなぁ…隅々までみなければ…)
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