黒っぽい黄色

ジョーカーの黒っぽい黄色のレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.0
笑ってしまうという病気持ちでコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがく。しかし、あるとき友人より譲りうけた銃おせいで仕事を首になり、さらに地下鉄で暴漢に襲われ、その銃で殺害してしまう。しかし、世間は裕福な人たちに対する貧困層の対抗だと、この事件は持ち上げられることに。そんな中母よりあなたはウェインの息子だと母に教えられて会いに行くが取り次いでもらえない。それどころかお前の母は妄想癖があると言われてしまう。信じようとしないアーサーだが、過去に母が精神病棟に入っていたことを知りカルテを見るとやはり、妄想癖がありアーサーを虐待していた過去が明らかになりその際の暴行が原因でアーサーは脳に障害を持つことになってしまったことが分かる。母にも裏切られたアーサー母を殺害し、ついにジョーカーへと成る。ゲストとして呼ばれたエンタメショーにて、"when you bring me out,can you introuduce me as a joker?"と司会者に頼み、この町は理不尽だと主張し始める。「僕が歩道で死んでも踏みつけるだろう。誰も僕に気づかない」この町では誰も他の人を気にかけないと言い放ち、司会者を撃ち殺す。これがきっかけとなり町では暴動がいたるところで起こり、町を混乱に落としいれたジョーカーはシンボルとしてたたえられる。

最後、ウェインの父母が強盗に襲われるシーンはバットマンにつながっているのはいい演出だった。
黒っぽい黄色

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