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ジョーカーのmanamiのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
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今日バットマン試写会に行くので予習。以前から観るのが精神的に辛そうだと後回しにしていたのですが、無理くり鑑賞。案の定辛かった。

序盤から辛くて苦しくて、でも涙が出なくて、ひたすらに顔を歪めて観ていた。主人公が泣かないから、泣けないから、私も泣けない。胸がギュッとなって苦しくて堪らない。

主人公が純粋すぎて、本当は誰よりも人間が好きで、人間を信じていたかったのに、だから辛くても耐えられていたのに、近しい人達皆に「裏切られて」たがが外れる。苦しい。

みんな自分のことで精一杯で、他人の気持ちなんて考えもしないで、偽善。まあ人間そんなものといえばそんなものなのですが、この主人公の場合はレベルが違う。放置してくれたほうがよっぽどマシだ。

踊っているシーンは辛くて苦しくて、でも綺麗だった。綺麗としか形容できない。

「僕の人生は悲劇だと思っていた。でも喜劇だった」という台詞の通り、オープニングとエンディングが喜劇風なのが最高に良い。

あの子供がきっと後のバットマンだと思うのでこの情報を得た上で、「ジョーカーは序章に過ぎなかった」と謳うバットマンを観てきます。

追記: 「ジョーカーの映画を参考にした」って言って地下鉄事件起こした犯人は撤回して欲しい。
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