このレビューはネタバレを含みます
レビューしてなかったことに気づき、思い出しながら追記
劇場で鑑賞してから3年弱、ほとんどの人に理解してもらえなさそうな感想を抱き続けてモヤモヤと言葉にできないでいる
そういう意味では自分にとっては重要な作品なのかも
以下、自分のためのとりとめのないメモ
・悲劇が畳み掛けられると、結局登場人物をひどい目にあわせてるのは作り手じゃないか、という気持ちになってしまう事がある
「欲しい結果の為に用意された悲劇」と思わせたら、それは失敗なのでは
・映画好き観客の為のオマージュ・画角・音楽の計算が透けて見えるという点はエドガー・ライトの作品にイマイチ馴染めない気持ちと似ている
・病気と狂気を「語り手が」使い勝手の良い道具として用いている感
・暗く地味なテーマの作品に耳目を集める為にジョーカーというキャラクターが利用された感(そもそも、この監督はアメコミが好きじゃないらしいし)
故に無名の病人アーサーの物語が「ジョーカー」に繋がる事が最大の違和感
この後信奉者に祀り上げられてカリスマ性を獲得してバットマンと対峙する存在に…?どういう必然性が?
そう思うと全てが「あざとく」感じられてしまう
・と思っていたら、続編が作られるとのことで、違和感がまたひとつプラスされてしまった
モヤモヤとの闘いは続く…