このレビューはネタバレを含みます
ガチ鬱映画。妙にリアリティがある分ダンサーインザダークやミストより個人的にキツい。ここまで幸せなシーンがひとつも見当たらないのすごいな。希望を見せて絶望に落とすから倍そう感じるのかな。バットマンシリーズではどこまでも優しかったブルースの父とアルフレッドが冷淡なのも恐怖。。(後者に関してはアーサーの妄想とまで思いたい)悪名は無名に勝ると言いますが、最後民衆に祭り上げられるシーンも爽快とは思えずやっぱりゴリゴリの鬱。。だってアーサーは本当は母を愛していたかったし夢を叶えたかったと思うから。ストレートに好きとは言いづらいし人にも勧めにくいが、傑作な事に変わりはない。ラストがバットマンのオリジンに繋がるのが美しい。ホアキンフェニックスがオスカー獲ったのは納得の怪演でした。