朝イチの回で鑑賞。
「ダークナイト」から11年、新しいジョーカー像。
ホアキンの憑依したインパクトの強い演技に釘付け。
期待はしていたけど、かなり上回ってきた。ダークで切ない。
展開も驚きやひねりがあって映画にのみ込まれるよう。
アメコミ映画ではなく一つの事件を目撃するかのようなスリラー映画だったと思う。
描写に手加減しなかったのも、より狂気を帯びさせている。
世の理不尽と残酷な真実がアーサーを崩壊させていく度にジョーカーに近づいていく。
その過程を丁寧に、刺激的に映す。
世の無関心の意識がジョーカーを作り出す、日常の闇を描いた傑作です。
余韻が凄いです。
アカデミー賞にいくのは当然だと思います。これで獲らないのはおかしい。
あと、ちゃんとR15+指定の内容で、残虐シーンも必要なシーンだったと思います。
