これは傑作だった。
ヒース・レジャー以来の最高のジョーカーを見れた。
ホアキン・フェニックスの怪演がヤバかったし、相当エッジの効いた終盤の展開には舌を巻いた。
「ダークナイト」におけるヒース・レジャーのジョーカーが恐ろしいのは、彼のバックグラウンドが全く見えないところである。
彼が自身の過去を語るシーンは何度かあったが、全て異なる物で明らかに嘘だと分かるので、過去が分からないままなのである。
そして、今回はそんな彼のバックグラウンドが見れるものだと思っていた。
しかし、今回も最後のシーンによってこれが真実なのか妄想なのか分からずに終わってしまう。
結局、我々はジョーカーの過去をキチンと理解出来ていない。
まぁ、そこがジョーカーというキャラクターの魅力でもある訳なのだが。