バットマン誕生の前日譚で、ジョーカーが誕生するまでを描いた作品。
と言ってしまえばそれまでなのだけれど、格差や差別、貧困といった社会問題に人間の心理を巧みに取り込んでいて、素晴らしい作品となっていました。
ここまで来ると立派な文芸作品でしょ。
ブラッドリー・クーパーが製作側にいるのをエンドロールで知りました。
ホアキン・フェニックスとデ・ニーロが対峙する場面がクライマックスだと思うのだけれど、そこで心情を吐露するホアキン・フェニックスの姿には鳥肌が立ちました。
もう、素直にバットマンに感情移入出来なくなりそう。
残念だったのは、この作品でさえスマホを見ながら観賞する人をちらほら見かけたこと。
君たち、一体、どんな作品なら集中して観てくれるのよ？
