KEIGOKATAOKA

ジョーカーのKEIGOKATAOKAのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.5
2回目:2020/02/02。ブルーレイ 2D字幕。
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IMAX 2D 字幕にて。
衝撃作だった。こんなアメコミ映画のアプローチあるのかと。
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これまでのアメコミ映画とは全く違う、能力もなく、CGも無ければワクワク感もなく、そして何より救いがない。
見終わって会場中がシーンとなるほどの重い2時間。
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1人の社会的弱者と呼べる、だけと夢を持った人間が、仲間や社会、家族、そして自らの病、次から次へと押し寄せる悲劇から、ついに守っていた結界が崩壊してヴィランに堕ちていく。
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言葉にするとすごく単純なストーリーではあるんだけど、
一つ一つの悲劇が深まるほどに、それが振り子のように社会への影響も大きくなって、ジョーカーとしての変化が加速していく様は、見ていて怖くもなったけど、すごくスタイリッシュだし、カッコよくも感じてしまった。
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それも全て狂気じみたジョーカーをヒースレジャー版とは違う形で演じたホアキンフェニックスあってのものかな。
裸のシーンでの痩せっぷりもすごく不気味で素晴らしかった。
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DCコミックスのユニバースではなく、単体での作品づくりを強化する方針は成功できてきたんじゃないかな。
いやはや凄い作品ができたもんだ。
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