なちここ

ジョーカーのなちここのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.4
哀愁と悲壮感を纏うJOKER。世界のヴィランの誕生。
誰もが知っているヴィランの、悲しくて報われない過去。 助けてくれる手もなく、周りに裏切り続けられた彼はジョーカーになった... 笑い続ける彼の本当の理由。
オープニングの笑顔と、ラストシーンの自らの血の笑顔!

作中、タクシードライバーとキングオブコメディのオマージュが結構出るから要チェック! アーサーは司会者を殺したけど...

番組に出るための化粧と鮮やかなスーツに身を纏ったホアキンジョーカーの素敵なことよ!!! 危険ながらも惹かれずにはいられない。 吹っ切れたような彼が、階段をステップしながらゴッサムと踊るシーンが1番好きです。
ジョーカーの時折バタバタした行動が好きだ。

映画の内容に拍車をかけるサウンドトラックが素晴らしい。 報われない彼のストーリーとゴッサムの荒んだ重く光のない雰囲気を表現するチェロ。 人生は喜劇ということに気づいた時の愉快な音楽。
絶対サントラ買う。

傑作だけど、元々のジョーカー像を知らない人が見るとふーんって感じになるかも。

誰もがヒーローになれるように、誰もがジョーカーになれる。
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