くま

ジョーカーのくまのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.5
1つの映画として非常にクオリティの高い故に、見終わった後、興奮と恐怖でいっぱいになった。半強制的に感情の起伏を乱しに来るため、疲労感でいっぱいだったが、帰り道の渋谷で高笑いが聞こえると、ゾクッとしてしまうくらいには。

「キング・オブ・コメディ」よりも、現実と妄想の境界が曖昧な表現で、特に最後のシーンは観た人によって解釈が異なると思う。また、「タクシードライバー」同様か、それ以上のバイオレンスかつ凄惨な演出は、R15+作品として十分な納得材料である。

手放しで人にオススメできる作品ではないかもしれないが、タバコを燻らせながら陶酔するジョーカー見たさに、もう一度見に行きたい。
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