台湾旅行2日目、劇場がドルビーアトモス標準装備なの、凄くないですか。行列に並んで、『JOKER』鑑賞。大人気です。
ゴッサムシティをおとぎ話の世界と感じさせない、あくまで現実世界にJOKERというキャラクターをきちんと下ろしていることがこの作品の勝因なんだろう。それは、ホアキン・フェニックスの演技力、あくまで抑えた演出に徹した監督の技量、マスターピースが揃ってのことだと思う。
人を笑わせたいという気持ちは、人に自らの存在を認識させ、関与しようとする点で「支配欲」と本質的には同じなのかもしれない。だから、JOKERは悪ではない。ゴッサムシティに流れ込んだのは、善でも悪でもなく「現実」なんだろう。