わたしはどっち側の人間なんだろう…
終盤にかけて、ずっとその問いが頭の中をぐるぐるしていた。
今も答えはよく分からない。
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ストーリーとしては、すごく分かりやすい作りだったと思う。悪のサクセスストーリーというか。
でも
誰でもないあるひとりの男が唯一無二のJOKERになっていく過程をここまで魅せられたのはホアキン・フェニックスが凄すぎたからこそ。
ホント圧倒的な演技力すぎて、演技に見えない。
余韻がすごい。
わたしは明日、どっち側の気分で会社に行くんだろ…
おやすみなさい〜
〓追記 10/16〓
この映画を観てから、私の中になんか今までと違う感覚がある…
心の隙間にjoker に入られないようにしなければ。。。
ネトウヨはアーサーと似ている。
常に怒りや哀しみを抱えて生活しているごく普通の人が、ふと攻撃したい対象を見つけて匿名でコメントし、それに火がつき全世界の人が賛同してくれていると“錯覚”し、間違った正義感を振りかざし、自分は正しいことをしていると思い込んでいく。
でもアーサーは、それとは次元が違う。
自分自身が笑いモノにされたり粗末に扱われて屈辱を受けた被害者感情があり、その末の強行であり復讐なのだから“正当”とも言える…って、ヒト殺しは全くもって正当化できることではないけど!でも!アーサーに感情移入してしまう恐ろしさよ。
なんて恐ろしい映画なんだ。
余韻はまだ続きそうだ…