このレビューはネタバレを含みます
何度も繰り返される、重厚な弦楽器の音がすごく響いていて、聞くたびにつらくなってしまった。この感じは映画館でないと味わえないと思う。
最初の笑っているところを映しているシーンで既に不気味で怖かった。
同じアパートの女性と上手くいっている描写は現実であって欲しい…と願いながら見てたけど、やっぱり妄想で、そこでまたやるせない気持ちに…
最初のネズミ駆除のニュースは、富裕層や政治家は人々をネズミのようにしか思ってない、というような暗示のように思えた。
心を病んでしまっている人、社会で生きづらさを抱えている人に対してどう考えればいいのか、改めて考える機会になった。