MOVIXあまがさきにて鑑賞。
アメコミ系映画をちゃんと観たことがなかったけれど、あまりにも予告やCMで悲しく笑うホアキンさんに釣られて観てしまった…。
こんなにも心が持ってかれる、状態が悪かったり学生の頃に観ていたら何かが弾けていたかもしれないとさえ思った。
人は結局1人で生きてはいるけれど、どんな人生になるかは関わりの有無問わず周りの人間という環境で出来上がってしまうなーと。
どれほど我慢しても気持ちを伝えても少数ならば弾かれる、被害妄想だと言われる、軽蔑されて外されてしまう…。
弾けてしまって気付いた主観によって笑えるか笑えないかが変わると言ったアーサーの言葉、誰も話を聞いてくれない、存在しているのにしていない。
何かとぐさぐさと刺さる言葉や気持ちが伝わりすぎて、最後にパトカーの上で踊って自身の血で笑っている口を描くシーンで彼の哀しさが最大限に感じてボロボロと泣いてしまった。
期待して観ても絶対期待以上な映画。
とんでもなく主観ではあるが、暗い話が苦手！とか、両親や周りの人間に恵まれて幸せいっぱい！に育った人とかには響かずただただこんな人生可哀相！と上から目線なコメントとかを言い出しそうなので、そういう人には観て欲しくない映画です…。
