ジョーカーのもちまろのネタバレレビュー・内容・結末

アーサーは人々の非理想像だけど、ジョーカーは憧れだった。

観ながらずっと辛い酷い、こうなりたくない、でも身近だよな、可哀想と思っていたが、髪を染め赤いスーツを身にまとった姿を見た瞬間、カッコイイと思った。騒がれる理由がわかった瞬間だったし、憧れる人もわかるというか。
演技が評判でしたがその通りでした。
自分自身憐んでいた男に憧憬の念を抱いていることにゾっとしました。
つまりホアキン・フェニックスの演技が素晴らしい。

車内で警官が誤発砲したことで暴動が起きたことが、ニュースでは理由なく民衆が警官を襲ったように流れていて街の腐敗度がえげつなかったです。本人も暗闇なら街も暗闇。

自分にはジワジワと効いてくる映画でした。感情が引っ張られやすいタイプというのもあり、時間が経つにつれ自分の環境や自身のことをネガティブな風に考えてしまいました。

ラスト血で笑顔にしたシーン良かったです。
演出も脚本も桁外れに素晴らしいと私は思いました。

SNSで　それぞれの解釈があっていい、それぞれのジョーカーがある（一般の方）　というのを見て皆の感想知りたいと思ったので見ようと思います。
こういうのも含めて良い映画でした。