たいJ

ジョーカーのたいJのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.0
「笑われている」「見下されている」という妄想。
多くの人々が、差別感情の裏返しに抱くものであろう。

その妄想が生まれる原因は本人の育ちにも社会にもありうるし、その妄想が生む結果は本人のみで完結することも周囲に多大な害を与えることもありうる。

問題は、そういった感情が増幅されやすい/軽減されにくい環境にこの社会がなりつつあることだ。

『バットマン』『ダークナイト』等DC映画の文脈に自分が全くの無知であったことが余計に、この映画を純粋に社会派染みて感じさせた。
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