ぱんでみっく太郎

ジョーカーのぱんでみっく太郎のレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
2.9
排水溝から出てくるのは違うピエロだぞ!!!

どうやら集中して観ていたらしくあっという間に映画が終わってしまった。もう少し観たいと感じてしまった。

どこまでが現実なのだろうか。もしかすると頭からケツまで与太話かも知れないし真実かもしれない。
個人的には想定していた物語よりもだいぶアッサリした味わいだった。

【追記】
上のレビューだけ見て面白いと思ってくださった方々には大変申し訳ないが、少し考えて具体的な言葉が出てきたので追記する。もう誰も見てないと思うけど。

ほんの数時間前までは
※「この映画のとりわけこのジョーカーとかいう男が目玉の癖に全然主人公っぽくねえ。ヴィランっぽくもねえ。こんなの俺だって同じ境遇だわ。ぶち殺してえやつはいるけど日本は銃社会じゃねえからぶち殺せねえ。鬱憤ばかり募ってクソクソクソクソ。コイツに共感とかアホか?共感も何も、その辺にいっぱい転がってるじゃねえか。お前はいちいちすれ違ったオッサンに共感して素晴らしい!とか言うワケ?その辺のバイト君とかサラリーマンとかガキの1日を大スクリーンで見て面白い?そりゃ高尚な趣味ですね!!!クソが!!!!
しかもそいつが悪の親玉ァ?人をチョチョっとブッ殺しただけで?どんなジョークだよ!!クッッソウケるわ!!明日から俺もその辺の人殺してジョーカーとやらになってくるか!!!!標的はお前らな!!!ギャハハハハ!!」みたいなレビューがいくつかはあるんじゃないかと思っていたし、そういう人間が私のレビューに共感するだろうと思っていた(いかんせんつけた点数が低いので)。
実際はそんな事無かったので今とても居心地が悪い。檻の中のオラウータンみたいな気持ちだ。
※私の感想ではない。あくまで私が想定していたとりわけ過激な、ゴッサムシティばりに荒んだレビューの一例である。


私がこの作品にB級サメ映画よりも低い点数をつけたのは、最初の感想の通り何が真実か分からなかったからである。
マジでアーサーという人物はいたのか?
アーサーとあの腹立つ肉団子三兄弟を殺した人間は同一人物なのか?
ピエロとジョーカーは本当に同一人物なのか?
そもそもこの映画そのものが全部長い「ジョーク」で、本当は精神病を患って自分をジョーカーだと思っている人間の妄想だったりしないか?
みたいな疑念が鑑賞後の2週間考え続けても払拭されなかったからである。
それだけこの「アーサー」というか「ジョーカー」という男が信用出来なかった。だから「えっ、マジでこれで終わりなの?もっとなんかないの?」て思って映画館を出た。もうひと展開あると思っていたので「思っていたよりアッサリしてたな」と感じた。
あともうひと展開あったら私は両手放しで褒めていたと思う。が、多分それは他人にとって蛇足なんだろうなあ……。

これを書くのに大変時間を要したが、また後で評価が変わるかもしれない。
現状こんな最悪な文章を書いてしまったので、今までつけた「いいね」は全て外しておく。申し訳ない。