Phillips said “The movie makes statements about a lack of love, childhood trauma, lack of compassion in the world,”
-”この映画は「愛の欠如」「幼少期のトラウマ」「この世界の思いやりの欠如」について語っているんだ”(監督トッド・フィリップス)
監督の言葉を真摯に受け止める必要があって、この映画は、精神疾患からくる妄想・幻覚とか病気の有無とか、社会における貧困とかの話に帰結しちゃいけない。
専攻している臨床心理学領域では、self-compassionという概念が流行っていて、多分世の中そういう風な動きなんだろうなと思う。自身をあるがままを受け止められるようになるには、まず社会からの承認がある程度必要なのでは（lack of compassionからもそう思う）、と思ってしまった。
ジョーカーみたいな映画がこんなにも評価されているのは、みんなどこかで、仮面をはずして生きられない生きづらい世の中があると思っているからなのでは？、、と。これも主観だけど。
