ぷん

ジョーカーのぷんのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.4
突然おかしくないのに笑ってしまう持病を持っているアーサー、人を笑わせたい一心でコメディアンになることを夢見る

そもそも悪役にフォーカスを当てた物語が大好物!!
その最高級作品と言っても過言ではない
予算の掛け方や美術、音楽、クオリティの全てがこの映画に全て費やされて、ダークナイトも最高だが、ジョーカーとしての映画という意味ではそれを凌駕している
ゴッサムシティの排他的な世界観、まるで80年代ヒップホップ全盛期を彷彿とさせ、現実でも見たことのないデトロイト感が最高、アメリカのレベルが一気に下がる感じの世界観はもう最高すぎる、そこに生きる人間達の器の狭さや余裕のなさがひしひしと伝わってくる、そんな中でジョーカーが生まれてくるのはとても気持ちの悪い感じと自然発生してしまったような、すんなり物語として入り込めたのが素晴らしい
ジョーカーは何も悪くないんだね‥って言えないのも非常に上手いと思う。キャラクターとしてのジョーカーをちゃんと成り立たせているのも洒落ていた

ホアキンの演技も本当に凄いよね
「笑う」ことにこんなに表情を持たせる事が出来るなんて‥

あるシーンから物語が爆速で動き始めるんだけど、もうそこからが最高。
何も怖くないし最強になったアーサーの高揚感(実を言うと最高にかっこいいなと思ってしまった)、は今までの映画でも見ることのない爆発💥さは昂る、ホアキンの演技も何をしでかすか分からないも危うさを秘めていて最高!!
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