世界の、そして日本の大多数の意見と違いそうな感想なので、あまり参考にしないで下さい。
観ると決めていた作品だったので全ての事前情報をシャットアウトして観賞。
ホアキン・フェニックスの役作りと演技は見事としか言い様が無い。
ただ、ストーリーにはそれほど強い説得力を感じられなかった。
確かに社会から疎外され人々から酷い仕打ちを受ける主人公。
その疎外感と悲しみはホアキンの役作りと演技でビシビシ伝わって来る。
けれどその全ての非が他者にあるわけではなく、中には回避出来たり、むしろ自ら原因を作ったものも。
この作品が「血も涙も無い悪はいかにして生まれたのか?」を描いたものだとしたら、観る者を「それも仕方ないかも」ぐらいには納得させて欲しかった。
逆に言うとその期待がいけなかったのかもしれない。
繰り返すがホアキン・フェニックスの演技は素晴らしかった。
以下余談
観ている途中にすぐ思い浮かんだのは「タクシードライバー」や「フォーリング・ダウン」
前述の通り情報は調べていないが、デ・ニーロが出演しているのは偶然とは思えない。
その辺の事情知っている方よろしくです。
ホアキンの演技に5点。演出に4点。音楽にに3点。脚本に2点。デ・ニーロの扱いに1点。