あぼ

ジョーカーのあぼのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0
「ジョーカー」は単なる反社会的な映画ではない。社会が定める善と悪の基準という道徳的性質を伴うものは、「勝手に決め付けられてしまうものなんだよ」ということを提示し、終盤で反社会の側にいる人々がジョーカーを起点として暴動や破壊行動を起こすシーンを入れることで、映画を見てる側に共感を呼び起こしつつも、それが社会問題への直接的な解決に繋がらないことを強烈に示している。また、様々な社会問題と絡めた主人公アーサーのヒューマンドラマとしても見れる。
あぼ

あぼ