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ジョーカーのNEOのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.5
劇場で観たかった映画でしたが、間に合わなかった為、レンタルにて観賞。
前評判がかなり良く、バットマンも知らない友達が面白かったと言っていたので、期待大で観賞しました。

・・・
ジョーカー役のホアキン・フェニックスは、あの故リヴァ・フェニックスの弟なのです。
しかしこれは、俺の知っているホアキン・フェニックスじゃない!

『グラディエーター』や『サイン』のイメージが強すぎて別人が演じてるとしか思えない!
てか、ホアキン・フェニックスじゃなくアーサー・フレック自身が存在して演じてるんじゃないかと思わせる。

過去の『ジャック・ニコルソン『ヒース・レジャー』が演じたジョーカーも強烈なキャラで好きでしたが、今作のジョーカーは狂気でしかなく怖い。

言葉を発しなくても表情、動作、周りの空気感を異様な雰囲気で作り出し怖すぎて瞬きすら出来なかった。

素直で真面目で人を喜ばせたいと言う気持ちは常に持っているので、きっと人間性はいいのでしょう。
あのまま普通に仕事が出来ていたらあのような狂気にならなかった。

しかし格差社会に対する不満や自分に向けられる軽蔑な言語に眼差し、そして自分が精神疾患者で妄想癖があるのを知ってキレてしまう。
タカが外れたとはこういう事を言うのでしょう。

日本でも無差別殺傷事件がありますけど、こんな感じでキレてしまって行動するのかと思った。

でもアーサーは無差別じゃなく優しい人間は殺さない。
あの妄想彼女は、殺されてしまったかのような映像でしたが、ネット情報では生きているらしい。

ブルース・ウェインの親はこれまではジョーカーによって殺されたとされてますけど、実はそうでなかった。
いや、ブルース・ウェインにとってはジョーカーに殺されたようなもんですね。

ウェインもジョーカーも格差はあるが心の中にある闇は深い。

てか、闇は誰にでもあると思う。

格差社会も酷くなると温厚な日本人も黙ってないと思いますよ。安倍さん。

誰もがジョーカーにならぬよう、心にゆとりのある方は困ってる方の話しだけでも聞いてあげましょうね。
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