あーこ

ジョーカーのあーこのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.5
何も言うことはありません
言えることがありません

良いとか悪いとか
善とか悪だとか
面白いとか面白くないとか
そんな端的な尺度では、
この作品のことは話せない

誰が最低なのかとか
誰のせいだとか
何かできたのかとか
そんな問題ではないのだと思います
世間がどうとか環境がどうとか周りがどうとか、そこは論点が違うと思う

ただなるべくしてこうなった
ただなってしまって今ここにいる
それだけの事だと思い知らされる

何かで変われるくらいなら
こんなことにはならなかったでしょう、と

ジョーカーがただの人間ってところも
また考えさせられるよなあ
悪人になるには理由があると思いたいもんなあ
いつだって誰だってこうなる
ただ不幸にも幸いにもアーサーだっただけ

最後、ジョーカーになった時、
"これが本当の自分さ"
っていうアーサーの真意をずっと考えてしまう

本当にジョーカーが気持ち悪すぎる、
俳優さんの演技が凄すぎる
演技のえの字も知らない私ですが
素人ペーペーでも半端じゃないことはわかる
不思議と同情できないところも演技のなせる技だったのかも知れない
どこまでがこの人の世界だったんだろう、、、

ただただ凄いものを見た
そんな感じです

こんなになんとも言えない作品初めてかもしれない、、、
ただ凄いとしか言えない
みないとわからないってこういうことなんやなあという感じです、笑