やきうどん

一度死んでみたのやきうどんのレビュー・感想・評価

一度死んでみた(2020年製作の映画)
1.3
歌唱力の問題ではなく広瀬すずの歌声がメタルに合わな過ぎて、さすがに吹き替えるべきだった。あの冒頭のライブシーンのせいで、その後ずっと程度の低い作品だと色眼鏡で観てしまった。無駄なカメオ出演もハリボテ感に拍車を掛けてしまい、フラットな視線で評価が出来なくなった。
演技上手い日本ランカーの堤真一と、美人日本ランカーの広瀬すずをもってしても序盤の数々の演出ミスを覆す事が出来ず、広瀬すずが頑張って変顔をしても薄ら寒いだけで哀れに感じた。
突拍子もない設定だからこそ、それに信憑性や説得力を持たせないと有象無象のB級C級映画になってしまう。キャストも予算も製作期間も与えられた製作陣は反省してほしい。堤真一と広瀬すずを使えるなら、観た事を後悔しない程度の作品を作るのは最低限のノルマ。実は広瀬すずのニーハイハイキックを見れたから個人的には全く後悔をしていないし、羨ましいから僕も喰らって一度殺されたい。
久し振りに吉沢亮を見たけど、もう酒カスとしか認識出来なくて今後も結構アレルギーになるかもしれない。イメージ商売の芸能人は些細な失点でも痛過ぎる。

広瀬すずはコメディも出来ますよ、新境地ですよとアピールする為の企画として作られた映画なのかな。カメオ出演、友情出演、特別出演の俳優達のキャラクターも面白い訳ではなく台詞も普通で、無駄遣いにも程がある。調理失敗ではなく賞味期限切れで腐らせたとかそのままごみ箱に捨てたみたいな感じ。
メタルやロック好きな人達が喜びそうなシーンが一切無くて当然リスペクトを感じられず、むしろ小馬鹿にされてだしに使われただけ。デスメタルが好きになった理由や、デスメタルバンドをしているからこその設定も浅過ぎて、ルールも知らないくせに野球ファンとか言ってるアイドルに感じる得も言えぬ不快感に似た感情を抱かされた。
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