何故か、柄にもないこのような作品を観てしまった…。
横浜流星が目当てなんですけどね。
先日鑑賞した『君の瞳が問いかけている』は非常に良かったのですが、彼は苦悩してたり、陰気な役が合ってるなぁと、本作を観て思いました。
本作で横浜流星が演じたハルは、純粋でひたむきですごくいい子。大学生の設定だけど、高一ぐらいにしか見えません。
爽やかだし、流星ファンは喜ぶと思いますが、わたしは少し違和感を感じました。
それは、横浜流星に対してだけでなく、チアチーム全員に対して。大学生って、あんな幼い感じだっけ？っていう違和感。
青春っぽさは、感じられたんですけどね。
その中で、浅香航大さんの演技がめちゃくちゃ光ってます。うまいなぁ、いいなぁと再確認。
彼の場合は、何年留年してるの？って感じですが 笑 実際、公開当時、28歳ぐらいだった気がします。
でも、彼がいなければ、メンバーの戸惑いや葛藤など、ソフト面のストーリーが締まらなかったと思うので、浅香さんの存在はそれはそれは、偉大でした。
本作、流星フィーバー絶頂時の作品の一つだと記憶してます。
最後のチアのシーンの前に怪我をしたとかで、痛みを堪えて撮影に挑んだというエピソードを、どの局の情報番組でも見ました。
「演じてくれる俳優さんが見つからず、長い間、映像化できずにいた」と、原作者の浅井リョウさんがおっしゃっていました。
チアは、芝居のために、一長一短でトライできるものではない。
浅井さんが「映像化できなかった」と言っていた意味が、ようやく理解できました。
正直、ストーリーや演技などは評価し辛いのですが、3ヵ月特訓して挑んだラストの演舞から、役者の意地みたいなものをバキバキに感じました。
本当に、役者ってすごい！
