ウォシ

皆殺しの掟のウォシのレビュー・感想・評価

皆殺しの掟(2018年製作の映画)
2.5
ギャング組織の跡継ぎを巡って義兄弟2人が大喧嘩するカンフーノワールアクション。

ストーリーは何の意外性も個性も無い無味無臭のギャングもの。
というよりシンプルに下手。
兄弟同士と争いという事で義理人情との葛藤があるかと思ったらただただ仲悪いだけの2人なので、そこに何のドラマもない。
アクションのみに力を入れてる。

その肝心のアクションはスピーディーである程度迫力があります。
手ブレに頼らずしっかりどうゆう動きしてるか分かる見せ方で悪くはない。

ただ正直あんまりアガらない…
本気で殺り合うというより何だか段取りが見えてくる悪い意味で丁寧な動きなのが問題かも。
分かりやすい例で言うと、蹴られた敵が一呼吸置いてからグルッと回転して吹っ飛ぶなどのどこか不自然な動きが目立ってる。
命懸けの戦いというより演武を見てるような感覚。

あとは効果音が安かったりあんまり物を壊さないなどとにかく地味。
カンフー自体はそれなりに良いのにここまで地味にするってある意味すごい。
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