原作は中島京子の同名小説の🎬化です。
未読ですが、あの『湯を沸かすほどの熱い愛』の監督作品との事で期待して鑑賞しましたが・・
前作ほどの感動はありませんでした・・淡々としたストーリー展開で家族の絆を描いた小品でした。
中学校校長まで勤めた厳格な父親が認知症を患い段々と記憶を失くしていく中で
懸命に支える妻そしてふたりの娘たちの家族愛を描いています。
次女役の蒼井優はやっぱり上手いですねぇ〜
ちょっと惚けたような母親役の松原智恵子に心配しましたが、最後近くの病室のベッドで眠る山崎努、そしてふたりの娘を前にして覚悟を決めて云う台詞に涙が溢れてしまった。
認知症(長いお別れ)初病から7年後の夫・父親との本当の別れ・・
縁側に惚けて座る父親の横で次女の蒼井優が・・『繋がらないって切ないね』
記憶は消えても愛は消えない。