ほいほい

長いお別れのほいほいのレビュー・感想・評価

長いお別れ(2019年製作の映画)
3.0
山崎努の認知症芝居が芝居に見えなくなるほどの熱演。
認知症の熱演ってすごい言葉の矛盾を感じる。怪演の方が言葉が適切かも。

認知症者を抱えた家族はきっと大変なのだろう。
僕が客観的に見ることができるのは、両親がすでに他界しているからである。
病気での入退院を繰り返していた母の面倒を見ていたけれど、それを苦に思っていたことはない。
きっと家族とはそういうものなんだろう。

けれど、期間や症状によって苦労の度合いが変わってくる。
介護疲れも愛だけじゃ何とかならないという事だろうし、仕事なら割り切れることも家族だと割り切れない部分もある。

何せ終着地点が"死"であるから。

延命措置問題なども絡んでくると余計に複雑化してくる。
生きるにしても死ぬにしても問題は山積み…。人間って大変。(雑なまとめ)

僕は臓器提供の意思を示しているので脳死したらパパッと誰かの生きる希望に使って欲しいと思っています。
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