最近多い白石監督の実写化シリーズ。
原作っぽい雰囲気も出しつつも、地獄少女一行は人間味をほぼ消した状態で、メインは人間側のお話。
地獄は白石空間だし、彼岸っぽいところはきれいだしで、ここは本当に実写でよかった。
そして玉城ティナが着物で体形が出ないせいかふくふくしい。とてもすばらしい。
話し方は能登麻美子参照なのに、見た目は上坂さんっぽい。姫カットで和服だから余計になのかもだけど。
ストーリーは地獄少女っぽくみんなろくでもないし、誰も救われたわけじゃない。
地獄送りが原作準拠じゃないのとかがちょっと寂しいし、お仕置きシーンはもっとかっ飛ばしてくれてもよかったかなぁ…R15とかじゃないから仕方ないのかもしれないけど。
ライブシーンが結構多めで曲も好み。
多弦楽器使ってるような意識高めのV系バンドのライブのフロアが地獄みが無いのが惜しい。
ただ、拗らせたV系ボーカルがプロデュースする女性アーティストは再現度高いので素晴らしいです。デビューにスローな曲で持ってくるとか。
もっと必殺シリーズみたいに振り切ってほしくもありつつ、映像面に関しては本当に期待以上でそれを見るだけでも映画館で見てよかった。
次作も作るってなったら何本でも作れそうなので、今作が当たってほしい…
