ふとまき

ハースメルのふとまきのレビュー・感想・評価

ハースメル(2018年製作の映画)
3.3
前半,1時間強をかけてカリスマパンクバンドのリーダーが崩壊していく様が,彼女が聞いている幻聴、呼吸不全の肺音,あるいは不整な収縮を繰り返す心臓のように聞こえる音楽(音?)とともに描かれる.彼女の才能には一抹の期待を寄せる周囲の人間だが,次第に彼女に嫌悪を募らせ,それが憎悪となり関係性が崩壊する.この前半は面白かった。ところが…後半の彼女のリカバリーのパートが“無”.いつの間にかポップな曲を携えて復活して『みんなありがとう〜!』って.そりゃなかろうもん.
前半が面白かっただけに残念.
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