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十二人の死にたい子どもたちのsanjuroのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
自殺を望む10代の若者たちが、主催者の呼びかけで12人集まり病院地下の多目的ルームに集結する。しかし、部屋にはすでに1名分の遺体がベッドに横たわっている。主催者が説明するルールは、その場の全員が自殺を決行することに納得すればただち決行すると言うルールだが、遺体の真相を明らかにするまで死ねないと主張する参加者により12人による議論が始まる。遺体の真相に辿り着くまでは推理小説のように話が進み、目が離せない展開が続く。徐々に真相が明らかになり、また各参加者の自殺の動機を話し合っていくうちに人生とは何か、なぜ死ぬのかを話し合った結果最後には12人全員が自殺を思いとどまる。実際にはこんな簡単に思いとどまるものではないのかもしれないが。
古川琴音の演技が良かった。特に、橋本環奈演じるりょうこが有名なタレントだと判明した時に、感情をぶちまけて思いとどまらせようとするシーンが印象的。
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