ちどり

十二人の死にたい子どもたちのちどりのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

デスゲームものじゃないんかい!!!!!!!!!!!!!!

一番の感想これ。
これは広告宣伝に問題がある。
ネタバレ避けて作ろうとしたらそうなるんだろうけど、CMの「リアルタイム型密室ゲーム」はあまりにも嘘でしょ……

序盤にノブオが犯人と当てられてからノブオが多目的ホールに戻ってくるまでの流れは面白かった。
メイコが真っ青な顔で扉を閉めてからのノック音の演出はなかなか緊迫感あっていい。
後半の怒涛の身の上話の流れは正直お腹いっぱいだなあという感じでダレてしまった。
マイとミツエのキャラがベタなキャラ設定だけどうまく演じてて可愛い。
自殺中止を決めた後、ミツエがリョウコにハグするのよかった。正門の前で一旦別れてすぐミツエがリョウコを追って走るシーンすき。
堤監督っぽい小ネタはどれもこれも面白かった。

ケンイチとメイコとアンリの演技というか声の張り方が若干過剰で舞台演技みたいに思っちゃった。
デスゲームものだったら究極状態ということであまり気にならないんだけど、自殺という「選択」をしにきてるってことであんまり極限状態感はない……

前半ミステリーぽいけど身の上話や途中途中の演出的に感動させようってのが分かるので青春群像劇なんだろう。
多分デスゲームもの風な宣伝がなかったらここまで評価低くはなかった。宣伝が悪い。
ちどり

ちどり