すごく良かった。
スパイダーマンの時のトムホのいい意味での野暮ったさというか到らないけど愛おしいあの雰囲気が、この映画では悩み葛藤しながら父親の持つ複雑な狂気性や悲劇を背負う役にとてもマッチして、この人は私達が思っているよりずっと重みのある役者なのではないかと思った。イノセントさが良い方向で悲劇的。
血筋や宗教による目に見えない呪いが連綿と続く絶望感が辛くもあり、スリリングでもあって、おぞましいけど見応え抜群、私の好きな映画でした。とにかく役者がみんな良い！トムホランド以外もみんな素晴らしいけど、特に変態かつ最低なロバートパティンソン、そして狂気に走ることでしか自我を保てなかったビルスカルスガルドが、役どころを含めてとても好きでした。どの役でもとにかく目が良すぎる。
そしておぞましさや絶望感に溢れたこの作品の、静かにフェードアウトする様なラストもとても良かったです。
おばあちゃんと犬がカワイソス
