「ガールミーツボーイ」と映画の題にもあるように、堀未央奈が演じる素朴な女の子が男たちとのあれこれを通して一皮剥けるっていうお話、なんですが、
まさに「ガール」を主語とした映画という印象で、主人公が男と会話してるだけのシーンがカメラアングルや編集のせいですごく怖いし、矛盾を孕んだ主人公の心情描写だとか、女性主人公の描き方がとても巧いです！
また、舞台のマンションが装置としてかなりいい味を出していて、複数の男への思いが住み着いた主人公の心理とも心地よく噛み合っています。
欲を言えばラストシークエンスは、かなり深そうな事を言っていただけに、もう少し噛み砕きやすいものになっていれば、と思いましたが、明らかに他の恋愛映画とは毛色の違う印象的な作品！
是非皆さんにはこの映画を観た後に『乳酸菌飲料販売員の女』のボーイミーツガール（？）っぷりを観て、「女に比べて男はお馬鹿ちゃんだなあ！」とか思ってほしいです！（）
