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ホットギミック ガールミーツボーイのzeroのレビュー・感想・評価

2.2
まずはじめに…
この映画を観たのは乃木坂46の堀未央奈さんが出演しているからであり、そうでなければきっと観ることはなかったと思います。
乃木坂46は応援してるし、堀未央奈さんも気になる人物です。
だからこそ、フィルターを外して鑑賞したつもりですが、外しきれてなかったらすみません。


ストーリーは、可もなく不可もなく。
めちゃくちゃ面白いなぁとも思わないし、つまらないなぁとも思いません。

いくつもの素材が入り混じる展開は飽きを感じさせない反面、映画にした際に駆け足にせざるを得ない部分があります。
原作を知らないので、上手く映像化できていたのかはわかりませんが、
個人的にはちょっと飽きたし、どこか勿体なさを感じました。


演出について…
ここはもう好みとしか言いようがないのかなと思います。
どの作品についてもそうですが、「人それぞれ」でしょう。
凄いと評価する人もいるでしょうが、自分には全く刺さりませんでした。

これがこの監督の世界観だ!!
そう言われてしまうと、それまでなんです。
が、狙い過ぎ感とか、小手先の手法で誤魔化してる感とかが垣間見えてしまって、
時間が経てば経つほど、興醒めしてしまいました。

ずっと引っかかるのが、音楽の使い方。
意味を持たせているのか、雰囲気だけでファッション的に使っているのか。
特に「カノン」の使い方は、ファッションカノンとしか考えられなく…
この意味合いで使ったのかなと思うことはありましたが、そうならば別の表現方法を用いなければ成立しない。
カノンの本質を活かしきれてないのが残念で、偉そうに言ってしまいますが、もう少しお勉強してほしいなと思いました。


キャストについて…
堀未央奈さんの演技が良いという評価が意外と多いんだなと思いました。
個人的には、まだまだまだまだ過ぎるという評価であり、これからもお芝居をしたいのであれば、めちゃくちゃ勉強しないと厳しいのかなと思います。
演技経験が浅く、その稚拙さが今回の物語とリンクするんだよ〜って意見もあるかもしれませんが、それにしても…という所でした。
しっかり修正しないと、一辺倒なお芝居しかできなくなりそうな感じです。

もっと違った形で経験を積んでいった方が良かったのではと思いますが、
初出演初主演という名が欲しかったのかなと考えてしまいました。

長々しすぎたのであとは簡単に…
間宮くんと清水くんはこれまでの経験を活かし、自然と役を全うしていて、良さが出ていたと思いました。
彼らのお芝居はもっと観続けたいです。


監督、キャストそれぞれの想いや考えもあると思いますが、考えが違いすぎて映像外でなんか微妙な空気を作り出している瞬間があるのも、なんともいえない面白さがあったと思いました。
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