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プライベート・ウォーのnonのレビュー・感想・評価

プライベート・ウォー(2018年製作の映画)
3.8
実在のジャーナリスト故メリー・コルヴィンの戦場ジャーナリストとしての生涯を「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイクが好演。戦地で目的のために危険を冒しても取材を続ける一方で、女性としての幸せも願うメリー。プライベート・ウォーというタイトル、こういった彼女の内面の葛藤としての意味もあるのではないかと思った。人と人の繋がりにしか興味がないと言った彼女。精神を蝕む恐怖とトラウマ。それでも彼女は戦地に赴く。一体何故?戦地で人が無残に死んでいくこと、今この瞬間に死と直面していること、知らないでいる人たちに知らせようという使命感?そうだとしたら、それこそが人と人を繋ぐということであり、筋が通る。報道≠真実。受け取る側にも情報を処理する能力が必要だと改めて感じたし、もっと勉強しなくちゃとだめだなと(そもそも内戦のことなど不勉強で作品を観ていてもピンとこなかったので。)。マシュー・ハイネマン監督の「カルテル・ランド」「ラッカは静かに虐殺されている」どちらも観ていないのでいつか観てみたい。ポール役のジェイミー・ドーナン、観たことあるなと思ったら「ルイ9番目の人生」のドクター役でした。かっこよかった。
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