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プライベート・ウォーのjocxのレビュー・感想・評価

プライベート・ウォー(2018年製作の映画)
4.0
仕事に命をかけるとは、この仕事のことをいうのではないか?世界のどこかで戦争があっても人ごとで、おそらく知らされてない紛争闘争はたくさんある。その中でいつも犠牲になるのは民間人、弱者である。メリー・コルヴィンは戦争そのものだけでなく、その中で苦しんでいる女性や子どもを取り上げて、世界に助けを求めた。しかし、当事者になってなければただのニュース、ニュースになればいいが、揉み消されることすらある。それでも彼女がつき動く姿に、私たちは応えなければならない。
とても重い映画だけど、戦場カメラマンがいなければ知り得ないことが多い。男勝りだけどどこか危ないメリーをロザムンド・バイクが体当たりで演じている。どうか、戦争で傷つき悲しむ人がいなくなるように、小さな命がなくならないように、祈ることしかできない。評価が高めなのは、このような世界を教えてくれた映画の製作者とロザムンドの演技に。しっかり映画を観たい人にはオススメ。
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