主演も務めてるフランク・デュポスクさんの脚本が絶妙。
ほんとにフランス人は大人の恋を描かせたら上手いですよね。
あらすじだけ読んだら、そんな笑えない嘘つくなんてふざけてるのか?と思う人も少なくないんじゃないかな。わたしも実際そう思ったし。
でもこの映画の本質はそこではなくて、車椅子で過ごしてみて初めて気付く視点だったり、障害者の悲劇的でない生活、でもやっぱり一般人のようにはいかない当事者の愚痴等々、盛り沢山なんだけどサラッと観れる。説教臭くもない。
きっと監督が伝えたかったのは優しさ。
でもこんな風にさりげなく優しくするのって難しいよねって、でもそうなりたいんだよねって気持ちが伝わってくる。
ラストもすごくよかったなあ。