悪のカリスマ=ジョーカーと別れ、すべての束縛から解放されて覚醒したハーレイ・クイン。
モラルのない天真爛漫な暴れっぷりで街中の悪党たちの恨みを買う彼女は、謎のダイヤを盗んだ少女カサンドラをめぐって、残忍でサイコな敵ブラックマスクと対立。
その容赦のない戦いに向け、ハーレイはクセ者だらけの新たな最凶チームを結成する。
『スーサイド・スクワッド』に登場して世界的に人気を集めたマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが主役のアクション。
『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズとしては8番目の作品である。
『スーサイド・スクワット』の主要キャラのひとりだったハーレイ・クインが主役の映画です。
ハーレイ・クインはバットマンシリーズの敵役で、ジョーカーの彼女です。
それがジョーカーと別れて独り立ちしたという設定。
飽きはしないが、すごい面白い訳ではない。
実際ストーリー自体はそれほど大したものではない。
まあ、なんというかとにかくハーレイ・クインを魅力的に描くためのストーリー展開と言ってもいい。
序盤の時系列を入れ替えハーレイのモノローグで説明する演出が正直長くて退屈だし、途中から見てるこっちが恥ずかしくなってきた。
この映画では善悪問わず男性は全てダメ人間であり、女性だけが信念のために闘う。
格闘シーンでも女性ならではの工夫が施されていて、例えば殴り合いなら男に敵わないのは判っているから身のこなしや体重全体を利用して、あるいは小道具を駆使してのアクションなど。
中でもマーゴット・ロビーは本当に頑張っていて、クライマックスの追跡シーンでは、車やバイクに乗らないカーチェイスという新機軸を見せてくれる。
ヴァイオレンスシーンもあるが、物語展開は想定通りに進み安心してみていられる。
というべきか物語は特に重要ではなくてマーゴット・ロビーの躍動を鑑賞するためだけの1本。
なのでハーレイが好きな人は見て損はない。