このレビューはネタバレを含みます
願いなんかない
いやそっち系かーーーーーーーー!
ってなるやつ。
予想外の方だったわ。
免疫の疾患をもつELI(イーライ)は、田舎の治療院へ最後の望みをかけて特別な治療を受けにやって来る。
イーライのアレルギーは世界のあらゆる汚染物質。水も空気も彼にとっては毒で、外に出るだけで呼吸が出来なくなる。
外の世界を恐怖するイーライは「必ず治る」という言葉を信じ、辛い治療に挑む
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結局免疫疾患は嘘で、悪魔の子であるイーライを外の世界に出さないようにする為の暗示だった
治療院は悪魔祓いのための施設で、イーライにしていたのは悪魔祓いの儀式
母が願っていたのは、イーライが悪魔ではなくなること。
父が願っていたのは、イーライの肉体を殺し、魂を救うこと(って言うのは建前で邪魔だったんだろうけど)
母はちゃんとイーライを愛していた。
本当の父に会いに行ったあとどうなるのかみたいな。
ローズマリーの赤ちゃんで、ローズマリーが赤ちゃんを連れて逃げ切った場合のいふ的な感じを感じた。